気象予報士試験に50歳で独学合格|学科免除切れを経た合格体験記|気象予報試験#2

かなり勉強した。
実技の手ごたえもあった。
それでも、不合格。
しかも、学科免除まで切れました。

正直、心が折れました。
合格発表から約3か月、全く勉強しませんでした。
勉強する気になれなかったのです。

そんな私も、50歳で気象予報士試験に独学合格しました。

最後に特別な勉強法を見つけたわけではありません。
過去問を繰り返し、正解した問題も「なぜその解答になるのか」を理解する。
それを続けました。

この記事では、47歳で勉強を再開してから合格までの経過と、過去問15回分の取り組み方を紹介します。

独学でどれくらい、どう勉強したのか。
免除切れの後に、どう再受験へ向かったのか。 

挑戦を迷っている方や、実技不合格で立ち止まっている方に、次の一歩を考える材料をお届けします。

目次

26歳で初受験。ずっと、やり残した気がしていた

初めて気象予報士試験を受けたのは26歳。
第18回で学科一般に合格し、専門は不合格でした。

その後は転職、結婚、子育て、学位取得。
さまざまなことがあり、気象の勉強から離れました。

ただ、ずっとやり残したような気がしていました。

やはり、気象予報士の資格を取りたい。

勉強を再開したのは47歳。
第61回試験の半年前でした。

そこから合格までの経過は、次のとおりです。

試験回学科一般学科専門実技
第61回合格合格不合格
第62回受験見送り受験見送り受験見送り
第63回免除免除不合格
第64回合格合格不合格
第65回免除免除合格

第61回は、学科一般・専門の合格に集中していました。実技は明らかに勉強不足。不合格は想定内でした。

でも、第63回は違いました。

手ごたえのあった実技で不合格。学科免除も切れた

第62回は諸事情で受験を見送り、第63回は学科免除で実技に挑みました。
このときは、かなり勉強していました。
試験を終えた感触も悪くありませんでした。

それだけに、不合格はこたえました。

さらに、学科免除切れ。
また一般と専門を受け直さなければならない。愕然としました。

そこから約3か月、勉強は完全に止まりました。

「悔しさをばねに、すぐ勉強を再開した」と書ければ格好がつきます。
でも、私にはできませんでした。

それでも、諦めきれなかった。
次の試験に出願しました。
ただ、その時点では、再び全力で勉強に向かう気持ちにはなっていませんでした。

「専門だけでも」の受験が、再び実技へ向かうきっかけに

第64回に向けて考えていたのは、「とりあえず専門だけでも受かればいいや」ということでした。
専門の勉強を少しだけして、一般は全く勉強しませんでした。

ところが、一般・専門ともに合格。
まさかの結果でした。

一般の勉強を省くことを勧めたいわけではありません。
それまでに学科を学び、合格した経験のある私の受験記録です。
この回の実技も準備不足で、不合格は想定内でした。

学科2科目に再合格したことで、再び力が入りました。

ここまで来たら、独学で行こう。

これでダメなら諦める。
それくらいの気持ちで、第65回に向けて実技を勉強しました。

立ち直ってから出願したわけではありません。 
「専門だけでも」と受けた試験が、もう一度実技に向き合うきっかけになりました。

独学を支えた、過去問15回分の勉強法

再び気持ちは入りましたが、第63回から勉強法を大きく変えたわけではありません。
市販教材と過去問を使い、演習を重ねました。

取り組んだ過去問の範囲と、おおよその周回数、進め方は以下のとおりです。

項目学科一般・専門(61回受験時)実技(65回受験時)
過去問の範囲15回分15回分
周回数それぞれ約3周約1周半
勉強する時間通勤中の細切れの時間平日の夜や休日
時間計測時間を気にせず解く本番を想定して計測
答え合わせ正誤にかかわらず、正解の理由を確認記述を厳しめに自己採点し、解説を確認

間違えた問題は、重点的に繰り返し解きました。

学科は通勤中。実技にはまとまった時間を取る

私の場合、学科は解答時間に余裕があったため、演習では時間を気にしていませんでした。
通勤中に少しずつ進めていました。

一方、実技は本番を想定して時間を測りました。
平日の夜のうち半分くらいは、「実技1」か「実技2」のどちらか1つ。
休日は2つを解くようにしていました。

学科は細切れの時間を使い、実技にはまとまった時間を確保する。
勉強する内容に合わせて、生活の中で取り組む時間を分けていました。

正解した問題も、答え合わせを終わらせない

過去問で大切にしたのは、丸がついた問題も確認することです。
間違えた問題は解説を読み、正解の理由をしっかり理解する。
正解した問題も、なぜその解答になるのかを確認する。

丸がつくと、そのまま次に進みたくなります。
でも、答えが合っていることと、理由まで理解していることは別です。

実技の記述は自己流の採点でしたが、厳しめにつけるようにしていました。
その後は学科と同じです。
解説を読んで理解し、間違えた問題を繰り返し解きました。

読者の方に取り入れてほしいのも、この確認です。

次に過去問を解いたら、正解した問題も解説を読み、自分が考えた理由と合っているか確かめてみてください。
正解していても、理由を十分に理解できていない問題があるかもしれません。

なお、第63回の不合格原因や、第65回の合格を決めた要因は、正確にはわかりません。
記述の自己採点が、本番の評価と一致していたかも不明です。
ここで紹介した量は合格を保証する目安ではなく、私が取り組んだ実績です。

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50歳で合格。嬉しさと同時に、安心した

第65回の実技も、手ごたえはありました。
ただ、第63回もそうだった。
それなのに不合格でした。
今回も同じかもしれないという不安は大きかったです。

これでダメなら、もう無理かもしれない。
そう思うくらいには勉強していました。

合格がわかったときは、とにかく嬉しかった。
そして同時に、安心しました。

もし今、実技不合格や免除切れで立ち止まっているなら、約3か月勉強できなくなった後に合格した人間もいることを、覚えておいてもらえたらと思います。

26歳で初めて受験してから、長く心に残っていた資格でした。
47歳で再び勉強を始め、50歳で合格。

やり残していたことに、もう一度取り組んでよかった。
今、そう思っています。

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この記事を書いた人

農学博士(論文博士)、気象予報士。

修士課程修了後、研究職への就職に失敗。
研究補助の派遣社員として研究の世界へ戻り、
異分野の企業研究所へ転職。

約6年かけて論文博士を取得。
学位取得後も研究を継続し、実績は以下。

 ✅ 原著論文15報(筆頭著者10報)
 ✅ 学術著書9報(筆頭著者8報)
 ✅ 国内外で計6件の受賞歴あり
 ✅ 国内外学会発表合計34
 ✅ 特許出願合計22件

現在は研究開発から少し離れた部署でマネジメントに従事

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