「最後の2択までは絞れる。でも、どちらか決められない」
気象予報士試験の学科専門で、私は過去問の点数が8〜9点から伸び悩みました。
教科書で見た覚えはあるのに、自信を持って答えを選べません。
復習で大切にしたのは、
でした。
私は50歳で独学合格しました。
この記事では、専門の学習範囲と、教科書・過去問を使った勉強手順を紹介します。
「答え合わせはしているのに、理解に自信が持てない」。
そんな方が、次の復習で何を確認すればよいかをつかめる記事です。
学科専門の勉強法と、学ぶ範囲の全体像
私の学科専門の勉強は、次の流れでした。
教科書を読んだ後は、過去問と調べ直しを繰り返しました。
実際に問題を解くと、読んだだけでは理解できていなかったところがわかったからです。
学ぶ範囲は広いため、この記事では次の3つに整理しています。
| 学習のまとまり | 主な分野 |
|---|---|
| 観測資料を理解する | 地上・高層観測、気象衛星、気象レーダー |
| 予報の仕組みや方法を学ぶ | 数値予報、短期・中期・長期予報、局地・短時間予報 |
| 予報を利用・評価する | 気象災害、予想の応用、予報精度の評価 |
迷った問題がどの分野なのかを確認すると、教科書の戻る場所を整理しやすくなります。
各分野の詳しい勉強法は、今後の記事で紹介します。
一般・専門・実技を含む学習全体の進め方は、こちらをご覧ください。

教科書は楽しかった。でも、最初の過去問は5問ほど
私が一般より先に専門を勉強したのは、教科書を読んでいて楽しかったからです。
特に好きだったのは、気象衛星画像の解析。
可視画像、赤外画像、水蒸気画像の見方を学ぶことに興味がありました。
使ったのは、
『改訂新版 気象予報士かんたん合格テキスト〈学科専門知識編〉』
です。
一通りざっと読み、その後に過去問へ進みました。
ところが、問題を解くと、さっぱりわかりませんでした。
楽しく読めたはずなのに、目の前の答えを選べない。
「しっかり勉強して理解しないと、合格は難しい」
と実感しました。
そこから、問題を解いては、わからないところを調べる勉強を進めました。
学科の過去問は15回分を使い、3周取り組みました。
ただ、繰り返す中で大切だったのは、答え合わせの後に何をするかでした。

過去問8〜9点の壁で、知識の曖昧さに気づいた
復習では、間違えた問題だけでなく、正解していても判断に迷った問題を確認しました。
答え合わせで丸がつけば、その問題は終わりにしたくなります。
しかし、正解したことだけでは、迷った原因まで解消できたかはわかりません。
「なぜ、こちらは正しくて、もう一方は誤りなのか」
私が確かめたかったのは、この違いでした。
点数を数えた後に、迷った選択肢へ戻る。そこからが、私の復習でした。
曖昧さを残さないために実践した、3つの復習手順
復習は、説明できない箇所を見つける、調べる、理解できたか確かめるという流れで進めました。
① 各選択肢の理由を、頭の中で説明する
答え合わせでは、各選択肢がなぜ正しいのか、なぜ誤りなのかを頭の中で説明しました。
正解した問題も対象です。
選んだ答えが合っていても、他の選択肢の理由がわからなければ、そこを確認します。
正解番号を見るだけなら、答え合わせはすぐに終わります。
一方、選択肢を一つずつ見直すと、説明できない箇所に気づきます。
そこが、次に調べるところでした。
② わからない点を、ネットと教科書で調べる
理由が曖昧なところは、ネットで解説を探したり、教科書を読み直したりしました。
ネット上には、気象予報士試験の問題を解説している方がいます。
調べると、理解に役立つ説明が見つかりました。
一つの説明でわからなければ、別の解説を読む。
教科書にも戻る。
過去問で迷った点は、曖昧さを残さず調べるようにしていました。
具体的にどの問題だったかまでは覚えていませんが、この調べ直す作業は繰り返していました。
③ 正しい選択肢と、誤った選択肢の違いを説明する
調べた後の目安は、正しい選択肢と誤った選択肢の違いを説明できることでした。
解説を読んで納得したら、頭の中で違いを確かめます。
説明が曖昧な部分は、もう一度確認しました。
復習の視点を整理すると、次のようになります。
| 答え合わせの結果 | 確かめること |
|---|---|
| 間違えた | どの知識や判断が誤っていたか |
| 正解したが、2択で迷った | 一方が正しく、もう一方が誤りである理由 |
| 迷わず正解した | 各選択肢について、自分の理解と解説が一致するか |
最近、最後まで迷った問題を一つ思い浮かべてみてください。
正解番号は思い出せても、もう一方を選んではいけない理由は説明できるでしょうか。
そこを確かめると、次に復習する箇所が具体的になります。
「迷わず答えられる問題が11問以上」が、私の目安だった
専門がある程度できるようになったと判断したのは、解答に迷わない問題が11問以上になったときです。
これは、繰り返し解いた過去問での経験です。
初めて見る問題でも同じ点数が取れた、という意味ではありません。
ただ、15回分を進めていると、以前解いた問題でも覚えていないことが多くありました。
解き直す際にも、内容を考えて答えを選ぶ場面がありました。
8〜9点の頃は、最後の2択が決まりませんでした。
それが、11問以上について自信を持って答えを選べるようになった。
私にとっては、何問正解したかとともに、何問を迷わず判断できたかが、学習の進み具合を確かめる目安でした。
この段階で『一般気象学』を読み始めました。
全員に同じ順番を勧めるものではありませんが、私自身が次へ進んだタイミングです。

分野別の勉強法で、理解を深めていこう
ここまで紹介したのは、学科専門に共通する勉強の進め方です。
今後は、観測・衛星・レーダー、数値予報と各種予報、気象災害や精度評価などに分け、どう学び、理解を確かめるかを紹介します。
私が楽しく学べた衛星画像も、その一つです。
分野別記事は公開後、この欄から案内します。
まとめ|丸がついた後も、迷った2択に戻ろう
学科専門で8〜9点に伸び悩んだ私は、正解した問題も含め、各選択肢の理由を確かめました。
説明できなければ、ネットや教科書で調べる。
そして、正しい選択肢と誤った選択肢の違いを説明できるか確認する。
この復習を繰り返しました。
次の答え合わせでは、丸がついた問題の中から、最後まで迷ったものを一つ選んでみてください。
なぜ、一方が正しくて、もう一方が誤りなのか。
その違いを自分の言葉で説明するところから、次の復習を始めてみましょう。

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