気象予報士試験の勉強時間は?社会人の独学を支える時間の使い方と学習計画|気象予報試験#3

学科の勉強は、通勤中に進みました。

スマホで一問解く。
わからないことを調べ、気になる点をメモする。
まとまった時間がなくても、一問ずつなら取り組めました。

ところが、実技はそうはいきません。
資料を読み、答案を書き、見直す。
そのための時間を、生活のどこかにつくらなければなりませんでした。

50歳で気象予報士試験に独学合格した私が、大切だと感じているのは、
自分の生活に合った勉強を見つけ、ルーティンに組み込むこと
です。

無計画にはしない。
でも、毎日を細かなノルマで埋めない。

この記事では、私の勉強時間と学習計画を紹介します。

細切れの時間に何をするか、実技の時間をいつ取るか、予定がずれたらどう調整するか。
自分の一週間に勉強を組み込む材料にしてください。

目次

気象予報士試験に、私はどれくらい勉強時間を使ったか

私の学習時間は、おおよそ次のとおりでした。

学習段階平日休日
学科中心の時期通勤中に1時間程度2時間程度
実技対策の時期2時間程度を目標4時間程度を目標

実技の時間には、答え合わせや解説を読む時間も含みます。
毎日、必ず確保できたわけではありません。

これは私の学習例であり、合格に必要な標準時間ではありません。
中断した期間もあるため、合格までの総勉強時間は正確にはわかりません。

ただ、時間の使い方はお伝えできます。

学科は細切れの時間を積み重ね、実技はまとまった時間を確保する。 

同じ試験の勉強でも、この二つは分けて考えていました。

学科は通勤中に。周回ごとに時間のかけ方を変える

学科は、一問ずつ区切って取り組めます。
私は通勤時間を、そのまま勉強に充てていました。

問題を解くだけではありません。
調べものも、復習も、その時間に行っていました。

1周目は、調べて理解する時間まで含める

過去問の1周目は、一般・専門のどちらか1科目について、試験1回分に2日ほどかけました。

間違えた問題はもちろん、正解した問題も理由を確認する。
問題に直接書かれていない周辺知識まで調べていたので、解答を選んだら終わり、とはいきません。

自分の言葉で、なぜ正解なのかを説明できる。 

そこを目指して、時間を使っていました。

調べものには、教科書よりネットの情報を使うことが多かったです。
スマホで調べ、気になる点をスマホにメモ。
そのメモを繰り返し読みました。

調べたことを、次の通勤時間にも読み返せる。
スマホは、調べる道具であると同時に、持ち歩く復習メモでもありました。

私の場合は手書きのノートは一切作らず、全てスマホにメモしていました。

2周目は速く確認し、3周目は誤答に集中する

過去問は、毎回同じペースで進めていたわけではありません。

段階ペース取り組んだこと
1周目2日で1科目1回分正解の理由と周辺知識まで調べる
2周目1日で同じ科目を2回分理解を確認し、まだ間違える問題を把握する
3周目誤答を中心に進める2周目でも間違えた問題を解き直す

最初はじっくり、その後は確認し、残った誤答に取り組む。
周回によって、時間のかけ方も対象も変わりました。

これから計画を立てるなら、まず一度、問題を解いて、調べて、見直すところまで取り組んでみてください。

私のペースに合わせるより、
自分が理解するために使った時間
を基準にしたほうが、実際の予定を組みやすいと思います。

実技は約2時間。平日と休日で柔軟に配分する

実技には、まとまった時間が必要でした。
時間を測って問題を解き、採点して解説を読む。
私はそのために、約2時間を意識して確保していました。

例えば、無理のない範囲で週に5題取り組むと決めたら、平日に2〜3題、残りを土日に進める。
平日にできなければ、土日に頑張る。

毎日同じ量をこなすより、週の中で調整していました。
ここでの1題は、「実技1」または「実技2」のどちらか一つです。

もちろん、休日にも使える時間の限りがあります。
「週5題」をそのまま目標にする必要はありません。
平日と休日にまとまった時間を何回取れるか。
まずはそこから、取り組む量を考えてみてください。

演習で残った疑問は、空き時間にも調べた

約2時間で、疑問がすべて片づくわけではありませんでした。
解説を読んでもわからない。
解答に納得できない。
そうした点は、別の空き時間にも調べていました。

問題を解くにはまとまった時間が要る。
でも、残った疑問を確かめる時間は、別につくれる。

実技の勉強も、一度机に向かった時間だけで終わらせていたわけではありません。
演習の予定を入れるときは、こうした確認の時間も見込んでおきたいところです。

学習計画は、大きな目標から今週の予定へ落とし込む

私には、細かな日別のノルマより、大きな目標を置く方法が合っていました。

実技の目標は、「試験日までに過去の試験15回分を2周する」。
実技1・2を合わせた計30題を、2周する計画です。

そこから「今月はここまで」と目安を決め、週の中で平日と休日に配分していました。

整理すると、次の流れです。

  1. 試験日まで: 取り組む過去問の範囲と、復習の目標を決める。
  2. 今月: どこまで進めるか、目安を置く。
  3. 今週: 使える時間に合わせて、演習と復習を配分する。

まだ学習量の見当がつかなければ、最初からすべてを決める必要はありません。
まず試して所要時間を確かめ、目標を置き直してもよいと思います。

シリーズのロードマップでも、計画について次のように書きました。

進み具合を見て、配分を調整する。

計画は、最初に決めて終わりではありません。仕事のある生活の中で進めるには、調整できる余地が必要でした。

目標は2周。実際には約1周半だった

それでも、目標どおりには進みませんでした。

実技は2周を目指しましたが、時間を確保できず、実際に取り組めたのは約1周半でした。
これは私の実績であり、合格に必要な量を示すものではありません。

目標には届きませんでしたが、取り組んだ問題では、わからないことを放置せず、正解の理由まで理解しようとしていました。

計画に入れたいのは、問題を解く回数だけではありません。
見直して、調べて、納得するための時間も必要でした。

合格までの受験経過は、こちらにまとめています。

目標の細かさも、自分に合わせて構いません。
「必ず取り組む範囲」と「余裕があれば追加する範囲」を分ける方法も考えられます。
これは当時の実践ではなく、計画づくりの選択肢としての提案です。

試験日までの目標を、今週の勉強につなげよう

気象予報士試験の勉強で、私が何より大切だと感じたのは継続です。

ただ、毎日欠かさず同じ量を勉強する、という意味ではありません。
私の場合は、学科を通勤時間に組み込み、実技は夜や休日に時間を確保していました。

今週の予定を見ながら、次の三つを考えてみてください。

・学科の一問やメモの読み返しに使える時間
・実技を解き、見直すためのまとまった時間
・予定がずれたときに調整できる時間

当時の自分に一言伝えるなら、
「生活に合った勉強をルーティンにする。その進め方でいい」
です。

次の通勤時間に一問。
実技なら、今週の予定に約2時間の枠を一つ。

試験日までの目標を、まずは実行できる一回の勉強につなげてみてください。

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この記事を書いた人

農学博士(論文博士)、気象予報士。

修士課程修了後、研究職への就職に失敗。
研究補助の派遣社員として研究の世界へ戻り、
異分野の企業研究所へ転職。

約6年かけて論文博士を取得。
学位取得後も研究を継続し、実績は以下。

 ✅ 原著論文15報(筆頭著者10報)
 ✅ 学術著書9報(筆頭著者8報)
 ✅ 国内外で計6件の受賞歴あり
 ✅ 国内外学会発表合計34
 ✅ 特許出願合計22件

現在は研究開発から少し離れた部署でマネジメントに従事

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